テーブルの修理 ~ 天板削り直し 再塗装 ~
皆さんこんにちは。
前回に引き続き、
最近ホームページからのお問い合わせが多い、家具修理についての事例をご紹介致します。
今回は第2回目、ダイニングテーブルとリビングテーブルの修理 ~ 天板削り直し 再塗装 ~です。
20年前に購入した、ダイニングテーブル。
永年の使用により塗装が剥がれ、いくら拭き掃除しても取れない油汚れ、ベトつきを
購入当初の様に、リフレッシュしたいとのご相談がありました。
こちらは、一緒に引き取ってきたリビングテーブル天板。
奥様が、マニキュアの除光液をこぼしたようで塗膜が溶けてしまっています。
こちらも完全リフレッシュします。
状態を確認します。
ラッカー塗装 のため塗膜が薄く、永年の拭き掃除により色が剥がれ落ち、木地が露出しています。
全体的に、台所、食事の際の油汚れによりベトつきがあります。
再塗装をする際に、油分が木地に残っていると塗料が弾いてしまい、
密着不良を起こしてしまうので、溶剤で油分を取っていきます。
普段であれば、次に手鉋で削り仕上げるのですが、
今回は、思った以上に油が深く浸透していました。幸い厚さが4センチ以上ある無垢天板だったので
電気カンナ で、2~3ミリ程度削り落とす事にしました。
その際に、年月による天板の反りムラを取り、平滑を出します。
油分を取り除き平滑が出たら、サンドペーパーで仕上げていきます。
木地仕上げが完了して丸裸になりました。
今回は、今までの ラッカー塗装 と違い、塗膜硬度の高い ウレタン塗装 を施すので
専門の家具塗装屋さんにお願いすることにしました。
塗装が完了。元の色に完璧に合わせてもらえました。
そして納品。 お客様に大変喜んで頂く事ができました。
修理完了した家具と対面したお客様の笑顔のために。
家具修理は、とても思い入れのある仕事です。